9/30 タロットあるある

依頼される方を前にタロット占いをしていると、次のようなことがよくあります。

依頼者はタロットカードについて知識がない場合がほとんどですが、カードの基礎的な意味を説明すると、自分から解釈して答えを出してしまうのです。

職場の人のご紹介で何度か鑑定するようになったAさん(女性、30歳代)という方がおられます。

彼女は幼少の息子さんがおられるのですが、現在は独身です。

そして、最近ずっと離れていた男性と素敵な再会があったのですね。

それで先日その男性との行く末をタロットで占った。

ケルト十字スプレッドという10枚引くやり方です。

すると、他のカードは良いのですが、「近未来」を表す位置に、カップの3が逆位置(カード本来の向きと上下逆さま)で出ました。

これは3人で仲違いする意味なんですね。

2人の相性ならともかく、3人とはどういうことか、別に女性でもいて三角関係の暗示か…

違和感があったので、ちょっと考えながら、Aさんにカードの意味の概要だけお伝えすると、Aさんはカードをしげしげと眺めながら言いました。

「あ、それなら、男性から電話があったりすると、うちの息子がいつも『誰からなの?』と聞いてくるんです。

私が男性と仲良く話すので、心配なんでしょうね」

なるほど、息子さん、その男性にやきもちを焼いているのです… かわいいですね。

男性は海外にも縁があるなど、飛び回るようなお仕事なので、まだ小さい息子さんからすると、母親のAさんがそちらに気を取られると確かに仲違いになりそうです。

それをタロットカードが察知して、Aさんは見事に解釈したのでした。

答えは普段自分でも気付かない、心のどこかにあるということなんでしょうね。

しかし、今はタイミングでないけれども、とても素敵なAさんのこと、来るべき開運期にはしっかりとご自身や息子さんの幸せを掴まれることでしょう。

といわけで、今日は、カードの知識のない方がズバリ解釈してしまうという、タロットあるあるのお話でした。

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