10/12 タロット占いと現象占い

昨日のブログで現象占いのお話をしました。

目の前の印象的な出来事から、今行っていることや身の回りのことの吉凶を占うというものでした。

どうしてこういうことが起こるかと言うと、私たちは深層心理、心の奥底ですべてつながっているからです。

1世紀近く前に活躍した心理学者のユング(1875-1961)は、すべての人の心の奥底のつながりのある部分を、集合的無意識と呼びました。

世界各地にある神話で同じような象徴的人物が登場したりするのも、そのためだとしています。

人間はじめあらゆる生命体は、すべて地球や宇宙の一部です。

そう考えると、あらゆる物事が深層心理や見えない世界を通じてつながっていて、目の前の出来事にもさらにその奥に意味があると考えるのも自然なことです。

すべての占いは、この見えない世界を通じてのつながりを使ったものだと考えると、うまく説明できます。

そして、タロット占いは現象占いと特に近い性質を持っていると言えます。

目の前の出来事から占うのが現象占い。

カードによって、目の前にあえて現象を引き起こし、そこから占うのがタロット占い。

タロットがさらによく出来ているのは、1枚1枚のカードが、心にある象徴みたいなものを実にうまく捉えているからなのですね。

誰もの心の中にある、王さま的なものであったり悪魔的なものであったり。

それが、占おうとすることとのつながり、ご縁で出てくるのです。

昔の心理学の本などを読んでいると、占いとの共通点や当たる根拠みたいなこともわかってとても面白いものです。

今日は、タロット占いと現象占いの共通点、それに占いが当たる理由といったお話をさせていただきました。

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