懇意にさせていただいているご住職さんから、お説法でお伺いしたお話です。
ご住職さん、随分お若い葬儀屋さんの職員さんから、どんな方でも亡くなって荼毘にふされると同じですねとお聴きになった。
どんなに稼いで贅沢を極めて、どんなに高価な棺に入れられても、亡くなられると同じだと。
若いのにそんなことに気づくのだと、ご住職さんは感心なされた。
少し前には和歌山でドンファンと言われた方が亡くなったが、贅沢をしても最後はあんな風で、早く死にたいと話していたと言う。
物やお金が大事なのではない。
感謝とか人を愛する気持ち… 目に見えないものが本当に大切なのです。
ご住職さんの柔和な丸顔から発せられる言葉が、いつもこころに響きます。
とても良いお話だと思い、書かせていただきました。