10/8 徳を積む

仕事の関係などでお寺のご住職さんのお話を聴いたり、また本などで読んだり読んだりもするので、少しそんなお話をしたいと思います。

徳を積むという生き方があります。

人のためになるような生き方をすることで、それがその人の人間性を磨き、自分にも良いことが返ってくる、そんなイメージです。

何となく惹きつけられたり、一緒にいると気持ちが和んだり、そんな方は人徳があるのですね。

今まで生きてこられた経験や行いで、そういった魅力が内側から出てくるのでしょう。

では徳を積むという生き方は、どのようなものでしょう。

それは上にもあげた、人のために何かをすること。

それが自分のためにもなることならいいのですが、逆に自分を傷つけるものであってはいけません。

これは、人も自分も同じ人間、傷つけることがあってはならないからです。

また、必要以上に自己犠牲を強いるような行いは、「私はこんなにしてやっているのに」という邪気を生んでしまうことにもなります。

それから、報酬や仕事でお金を頂くような場合であっても、それ以上に人のお役に立っていることであれば、それは徳を積んでいることになります。

仕事も社会貢献ですから、それが自分が得ている以上に人のためになっているなら、立派に徳を積んでいます。

そうして積まれた徳分は、自分に返ってくるように出来ています。

世の中、そういうように出来ているのですね。

何かの事情で積んだ徳分が返ってこないこともあるのではないか。

そんな場合は、来世にその徳分が持ち越され、いい環境に生まれたり優れた才能を持って生まれたりするようです。

徳分は蓄積されるんですね。

こんな話を聴いて、「徳徳ポイント」とか「徳徳貯金」と言った人もいます。

うまいこと言うものです。

え? 現世でいい思いをしたい?

誰しもそうです(笑)

そのためには、運気を高めたり開運期を知ったりして、上手に生きていくことが大切です。

人のために徳を積みながら、自分の運勢も知って、うまく生きていきたいものですね。

10/5 今の状況がベストである

エドガー・ケイシー(1877-1945)は、催眠状態で病人の原因を言い当てその治療法を示すなどして、何千という人の治療に貢献しました。

また彼は、催眠状態で、人の前世をたどり、それに基づいて職業選択や結婚をはじめ人生の指針を示し、やはり多くの人を幸福に導きました。

ケイシーの言葉に以下のようなものがあります。

「あなたが今どんな状況にあろうと、それは今のあなたにとってベストである。

過去のことがもっと違っていたならと、過去を振り返ってはならない。

むしろ今あなたがいるところで、心を立ち上がらせ、上を見よ」(「転生の秘密」邦訳たま出版)

これが起き上がることもできない、目も見えない、そんな難病の人を数多く診てきた彼の言葉なのです。

「あの時こうしていれば」「もっとこうだったら」私たちは思いがちですね。

すべてはより良い未来のために、今の自分があります。

あの時こうしていればではなく、今立ち上がるかどうかなのですね。

私の大好きな言葉です。

今を大切にして、未来をより良いものにしていきたいと思います。