11/28 前を向いていただける鑑定を

鑑定をしていますと、特にご自身で進んで来られたわけではない場合(誰かに勧められてお越しになられた場合)、鑑定されるのが怖いとおっしゃる方が結構おられます。

お聴きすると、以前に他で占ってもらって変なことを言われたので、占いに対するアレルギーみたいなのがあったりします。

ひどいことを言われたので信じないようにしていたけれど、また同じようなことを言われたらどうしよう、というものです。

そうでなくても、何か将来を不安にさせるようなことを言われるのではないか、など。

しかし、占いというものは未来を見せてくれるものではあるけれども、本来「このまま行けば」という前提付きなのです。

ですので、開運期が来ているなど良い相が出ている場合はそのまま進めばよいし、万一良からぬことが起こりそうな場合でも回避できたり難を小さくできたりする場合がほとんどです。

むしろ、回避させてくれるために手相やタロットが教えてくれていると考えるほうがピッタリきます。

場合によってはしばらくスランプということもありますが、それでも、その時期の過ごし方や次の開運期がわかると、ずいぶんと心は軽くなるものです。

ですので、良くないことだけ言って回避したり前向きにさせてくれたりしない占い師は、はっきり言えば本物ではありません。

これは、私自身、学生の頃に受けた占いの苦い経験にもよりますし、師匠である西谷先生もいつもおっしゃられることでもあります。

そういうわけで、占いは決して怖いものではなく、前を向いていただけるようなアドバイスを心がけていますので、どうぞ安心してお越しください。

「転じて吉」…占いではこんな風に言うことがありますが、私の大好きな言葉です。

お越しいただくことから、すでに、開運は始まっています。

【お礼】

本日は地域の皆さま向けの第2回目の鑑定サロンを実施いたしました。

寒い中でしたがたくさんの方にお越しいただき、感謝いたします。

皆さまの人生のお話などを聴くにつけ、私のほうも大いに勉強になりました。

皆さまの開運を心より祈念しております。

11/26 運気がいい時には、要求ごとが通る

今日は職場での体験をもとにしたお話ですが、すべての人に参考になるかと思い、書かせていただきます。

他の部署のAさん(男性、30歳代)は、事務中心の部署にいますが、自分の仕事ではないのにと思いながら仕方なく続けていた仕事がありました。

「これは自分の割り当ての仕事ではない」と上司にいってみても、なかなか通らないものです。

それが、先日Aさんが上司に伝えたところ、上司が他の部署と掛け合ってくれ、相手の部署でもそれはこちらの仕事ですとすんなり引き受けてくれることになったのです。

なぜこの話をするかと言いますと、少し前にAさんの手相を見たことがあったのですが(私も職場では占い師としてちょっと有名になっているので、よく見てほしいと依頼があるのです…笑)、ちょうど、生命線の現在の年齢に当たる位置から綺麗な開運線が上がっているのです。

Aさん、開運期なのですね。

この話の前にも、Aさん、職場内でちょっとした表彰を受けたりもしていました。

こういう開運期のときは、今まで散々意見してもダメだったものが、すんなり通る。

もちろん、この先の人生ずっとこのまますんなりと行けるわけではないでしょう。

開運期を過ぎると、それまで調子よくいっていたものが、ちょっとしたことで上司の機嫌を損ねて嫌な思いをしたり。

「あれ、どうしたんだろう」と思うようになるかもしれません。

そうしてまた、停滞期やスランプの時期に入っていく。

うまくいっている時にどんなに調子に乗らないでおこうと思っていても、いつの間にか調子よくいかない自分に気づく。

こんなことを繰り返しながら、普通、人生は進んでいくのかもしれません。

占いやスピリチュアルをやっていると、単なる実力や人間関係だけではない、こういう見えないカラクリのようなものがよく見えてくるものです。

ただ、大事なのは、うまくいかない時にあっても、腐らず、必ず開運の光が差してくると信じて、しっかり自分の道を歩んでいくことだと思います。

うまくいかない時に自暴自棄になったりすると、それがさらに良くない運を引いてくる。

明るく前を見て進んでいくことが大切ですね。

11/25 スランプは運気の蓄積期間

手相で、生命線などがいったん二手に分かれてその先で合流しているような場合、その分かれいる部分を「島(しま)」と言います。

これを人生に当てはめたとき、その期間はスランプであると通常説明されます。

仕事では成果が上がらなかったり評価されなかったり、また、試験や検定に受からなかったり。

子育てなどで、自分の時間を十分に取れないということもあります。

以上のようなことから、島がスランプであるというのは一面では正しいと言えます。

ただ、運勢の上から言うと、手相が表す島やその他スランプと言われる期間は、運気の蓄積期間であるとも言えます。

成果が上がらないのはなぜだろう、受からないのはなぜだろうと試行錯誤しながら頑張ることが本人の実力を付けるのは、誰しも経験のあることではないでしょうか。

また、お子さんのために愛情を尽くすことが自分のために返ってくることも、容易に想像できることです。

実際、手相上も、島の先に綺麗な開運線が上がっていることは大変多いものです。

島の期間に頑張っていることで、それ以外の相が良くなってくるということもあります。

反対に、スランプにあるとき、このままずっとダメなんじゃないかと後ろ向きに考えることは、運気をさらに下げ、他の相まで良くない影響を与えてしまうことも考えられます。

いつか必ず光は差すものです。

前向きに頑張ることが大切なのですね。

いま、もう一つ成果が出ないな、などと考えておられる方にも参考になるのではないかと思い、書かせていただきました。

11/21 運気アップのコツ③

運気アップのコツと題してお伝えしてきた「喜びごと」シリーズとも言うべきお話、今日の第3回で終了となります。

今日は、喜びごとが起こりそうなときのお話です。

例えば、皆さんは素敵だと思っていた人といい感じになり、お付き合いできそうになったとき、喜んで人に話したくならないでしょうか。

また、何かのオーディションで最終選考まで残り、どうやら受賞できそうだという情報が入ったとします。

やはり誰かに話したくなりませんか。

このような場合、きちんとお付き合いできる(或いは結婚できる)まで、また、受賞が確定するまでは人に話さないのが鉄則です。

理由は大きく2つあります。

一つは、今までお付き合いできるか、受賞できるかと緊張して気を張っていたのが、人に話すことで成功した気になり、油断して、まさに気が抜けてしまうからです。

他の例では、資格試験などにチャレンジしているときに、占いをしたとして、その結果が良かったとしても、大体の場合な「このまま努力すれば」という条件付きなのです。

占いとは、今のままいけばという未来を見せてくれるものだからです。

これを、その気になって努力を怠るのは、やはり気が抜けてしまっているというものです。

気にかけている人の試験の結果を占って、良い結果が出たとしても、本人にはそのまま伝えないほうがいいかもしれませんね。

人に話さないのがよい理由の2つ目は、思わぬ恨みや妬みを買うことがあるからです。

彼氏や彼女の居ない人にとっては、その手の話を人から聞いて、妬ましく思う人もいるでしょう。

人の念というのはこわいもので、「なんであんな人が幸せになるのだろう。失恋すればいいのに」という邪悪な念は相手に飛んでいくものです(そして邪悪な念を飛ばしたほうも、同じかそれ以上の不幸な出来事を受ける)。

前回お話ししたように、一緒に喜んでくれる人ならいいのですが、それでも、どこからか漏れて他の誰かの嫉妬の念を受けないとも限りません。

こう考えると、喜びごとは確定してから、よく相手を選んで話した方がいいということになります。

皆が皆、人の幸せを喜べればいいのですが、考えてみれば、自分にしてもすべての人の喜びごとを素直に喜べるかと言われると、そこまで人間できていないというのが正直なところでしょう。

そういうわけで、ちょっとした生き方のコツのようなお話でした。

ご参考になれば幸いです。

11/19 運気アップのコツ②

昨日、人の喜びを一緒に喜ぶことで運気が上がるというお話をいたしました。

今日はその応用のようなお話で、自分に喜びごとが起きたときのお話です。

プライベートでも仕事でも、とても嬉しいことが起きたとき、誰しも他の人に話したくなるものです。

このときのお相手が大事です。

その人が一緒に心から喜んでくれるかどうか。

一緒に喜んでくれるなら、自分の喜びが相手に伝わり、お互い運気アップとなります。

喜びは分かち合えればより大きくなるという性質があるようです。

反対に、もし相手が嫉妬したり羨んだり、また悔しがったりするようなら、相手の恨みを受けることになって運気は下がってしまいます。

この場合、相手のほうも恨みの念が自分に跳ね返ってきますから、運気を下げています。

お互いにとってよくないのですね。

笑顔で聞いているようでも心の中は違うということもありますから、普段から、どのようなお相手とお付き合いすればよいか、よく考えておきましょう。

嬉しいことを心から喜んでくれる人と一緒にいることが大事です。

ただ、注意すべきは、そのようなお相手でも話の内容によりけりということもあります。

例えば、失恋したての人に、自分に素敵な交際相手が出来たと話すのは考えものです。

どんなにいい人でも、失恋した傷が癒えないときに、他人の恋愛話を心から喜ぶことはできないでしょう。

また、職を失った人に仕事の自慢話は酷というものです。

恋愛や仕事に限らず、相手が人生のスランプに陥っているときもあります。

考えてみて、もし話せる相手がいないなら話さない。

というわけで、自分の喜びごとは、一緒に喜んでくれる人に相手の状況も考えて話しましょうというお話でした。

11/18 運気アップのコツ①

私たちは人の喜びごとを聞いて自分まで嬉しくなることがあります。

気にかけていた親戚の子が苦労の末に資格試験に通ったり、小さい頃から知っている近所の子が幸せな結婚をしたり。

それほど大きくないことでも、ちょっとした話にこちらまで心が暖かくなることもあります。

私の場合には、鑑定していてレアな吉相を見つけたり幸せになったお話を聞いたりするときなど、とても嬉しくなります。

そして、人の話を聞いて嬉しくなると、その日一日楽しい気持ちでいることができたりします。

これは、相手の喜びごとによってこちらの運気も上がっているのです。

つまり、喜びごとで相手の運気が上がっているのを、一緒に喜ぶことで、運気のお裾分けを頂いているのですね。

いわば、くっ付き運です。

これを応用すると、人の喜びごとに常に嬉しいと思えるようになると、いつもニコニコと幸せそうな人間になれる。

運気アップのコツのようなものです。

とはいえ、それが思うようにいかず、難しいことも多いものです。

人の成功を聞いて嫉妬したり悔しくなったり。

特に嫉妬は運気を下げますから気をつけたいものです。

人の喜びごとを聞いて常に喜べるものでもない、そんな場合は無理に喜ぶ必要はありません。

嫉妬しそうな時は聞かないでおいたほうがマシです。

ただ、そうでないときには、一緒に嬉しいと思うことを習慣にすることで、幸せが引き寄せられるようになります。

11/16 鑑定している私が鑑定される

手相などで鑑定していると、時々面白いことがあります。

そのような中で、私がお相手から鑑定されたお話をお二つ。

先日手相を見せていただいた年上の女性Aさんは、活動的で生き生きとしていらっしゃり、とても魅力的でした。

お顔を拝見したところ、耳の相に少し特徴があり外に出て活動するタイプを表していましたので、そのようにお伝えしました。

するとAさんは私の顔をまじまじと見るなり、

「眉毛が濃いんですね。それは何かあるんですか」

とおっしゃる。

はい、これは親やご先祖様とのつながりが深いんですよとお答えすると、さらに

「顔のお肌がツルツルですね。とても50歳には見えない。苦労されてないんですか」

と。

いやいやいやいや…笑

最後のひと言は吹き出してしまいそうになりました。

私もそれなりに苦労してきたとは思うのですが(苦笑)

お肌は健康状態を表しますので、健康を褒めていただいたといい風に受け取ります(笑)

別の日に、職場で噂を聞きつけていらっしゃったBさん(男性、40歳代)の手相を見ていた時のことです。

過去の恋愛や結婚の話になったので、私の手のひらも示しながら、生命線に流れ込む恋愛線の説明をしていました。

そして、Bさんの過去の恋愛年齢を言い当てたりしながら、「結構モテたでしょ」などと話していると、Bさんが私の手のひらを見ながら、

「○○(私の役職名)も結構恋愛してきましたね」

とひと言。

これには赤面しました…私も若い頃にはそれなりに(汗)

すみません、はじめに軽口をたたいた私がいけないのです(苦笑)

それと、鑑定者がお相手に手相を見せるのは考えものですね。

気をつけます。

しかし、お二方ともいかにも関西人という感じであけすけなので、こちらも楽しくなりました。

もちろん、お二人に限らずいつも色んなお話をしながら、楽しく鑑定させていただいています。

11/14 運命線と生きがい

手相で、手首付近から中指付け根方向に昇っていく線が運命線です。

人によって千差万別、くっきり太く出る人もいれば、弱々しく出たり途中から出たりしている人もいます。

運命線は社会的な本人の充実度を表しますので、仕事にバリバリ打ち込んでいて満足しているときは、その年齢を表す運命線の位置がくっきり出ていることになります。

下にいくほど若く、上にいくほど歳を重ねている時を表します。

そして、感情線と交わる位置が、おおむね50歳過ぎです。

現在50歳くらいで仕事をしている人でも、定年後、何らかの活動をしたいと思っている人はその先も運命線がしっかり伸びていますし、また、色々やりたいと思っている人は晩年にかけて何本も運命線が伸びています。

実際、活動されることにもなる。

人それぞれではあるのですが、よく仕事をしている人で、定年後に運命線がピタッと止まっている人は、ちょっともったいない気がします。

なぜなら何かしら社会的な活動をしていないと生きる気力が出てきませんし、趣味であれ何であれ、せっかく真面目に仕事で蓄えた運気を発揮できるのにとも思うからです。

仕事一筋で生きてきて、ゆっくりしたいというのもわからないではないですが。

先日サロンで鑑定させていただいたAさん(女性)は、ちょうど真逆でした。

年齢はお伺いしませんでしたが、私より一世代上くらいですので、かなりのご高齢です。

手相は、二重生命線。これはもちろん体力抜群ですが、その分苦労も多くなったりします。

そして、二重感情線。逆境や困難ももろともせず、乗り越える相です。

実際苦労の多い人生だったとのこと、それを何とか乗り越えて今があるとおっしゃいます。

さらに、運命線は、特に人生後半からしっかりと真っ直ぐ上に伸び、中指の付け根に届かんばかりでした。

美容関係のお仕事をされていますが、仕事が生きがいで頑張ってこれたとのこと。

間違いなく今後もお仕事をしっかりとやり遂げられることでしょう。

そうお伝えすると、とても納得して喜んでおられました。

手相は、その人にあった生き方を示してくれますが、Aさんはまさにご自身にピッタリ合った生き方で人生を歩んでおられます。

印象深かった鑑定でしたので、今日はAさんの手相をご紹介させていただきました。

11/11 気を合わせると良い鑑定ができる

昨日、長い時間お話しするなどして相手と気が合ってくると、たまたま言ったことや考えていたことが一致したりして、偶然が起こるというお話をしました。

占いをしていても似たようなことが起こります。

昨年、同じ職場にNさん(男性、40歳代)という方がいました。

Nさんとは、以前にも一緒に働いたことがあり、よく飲みに行ったりして大変気の合う後輩でした。

私が本格的に手相をやり始める頃、彼の手相を見て、結婚年齢を言い当てることがありました。

まだ手相スクールに通う前で、おそらくぴったりと言い当てたのは彼が初めてであったと思います。

そんなこともあって、以後もNさんの手相はよく見せてもらっていました。

ある日、彼の右手に糖尿病に注意の相を見つけました。

それまでは気にならなかったのが、気をつけないと将来糖尿病になりますよ、というくらいの線です。

それを彼に伝えると、

「実は去年の人間ドックで少しだけ数値が高いから注意するようにと言われていて、今年も先日人間ドックを受け、その結果待ちなんです」

という。

それが、次の日休憩時間にNさんが私のもとに飛んできて言うには、

「びっくりしましたよ… 昨日家に帰ったら人間ドックの結果が届いていて、糖尿病の数値が少し上がっていて、通常の範囲を少し超えていたんです。

経過観察でいいんですけど、それにしても本当にタイミングがいいですね」と。

そうなんです、Nさんとは気が合うから、アドバイスもタイミングが良くなる。

Nさんとは、このようなことがたくさん起きました。

そして、以上のことは、占いをする者がどのような姿勢で依頼者に接するべきかということに、大切な教えを含んでいるように思います。

すなわち、占う者は、依頼者の話をよく聴き、その人のために最も良いアドバイスは何かとよく考えて伝えること。

この過程で依頼者と波長が合うようになり、タイミングの良い、そして依頼者が「受けて良かった」と思えるアドバイスができるようになる。

独りよがりの鑑定では、一つや二つ占いが当たっても依頼者のためにならない。

しっかりと話をお聴きして、心を通わせることが大事なんですね。

依頼者のために、心を尽くし最善を尽くす鑑定を忘れないようにしたいと思います。

11/10 気が合うと偶然が起きる

先日、職場の別の部署のAさん(男性、40歳代)と、ほぼ一日仕事でご一緒することがありました。

すると、空き時間などに色んな話をするようになって、次第に心が通い合うというか、いわば気が合ってくるようになります。

数日後、Aさんとまた仕事でご一緒し、Aさんの運転の車で私が助手席に乗っていた時のことです。

車が赤信号で停車し、前には5台ほど車が並んでいたでしょうか。

ふと横を見ると、床屋さんがあったので、それまで全然違う話をしていたのをやめて、私は何気なくAさんに尋ねました。

「Aさん、散髪はどこでされていますか」と。

すると、Aさん、

「いや、急にそんな話をするのでびっくりしました。実は少し前まで横の床屋さんに通っていたので、タイミング良くそんな話が出てくるとは思いませんでした」

とおっしゃる。

しばらく走ったあと、ある施設の駐車場で時間待ちをしていると、また私が尋ねました。

「この間、ユーチューブを見ていて、あの誰だったかな…スピリチュアルでよく出てくる人…」

と私が名前を思い出せないでいると、とっさにAさんが、

「○○じゃないですか」

とおっしゃる。

名前が当たっていたので、なぜヒントもないのにわかったのか聞くと、

「さっき寄ったコンビニで、たまたま雑誌にその名前が出ていたのが目に止まりました」

とのこと。

ずっと一緒にいて、気が合うようになっていたので、こういう偶然みたいなことが起こるのでしょうね。

不思議なようですが、こういったことはよくあります。

占いをしていても似たようなことが起こるのですが、これは次回改めてお話ししたいと思います。