1/22 真に求めているアドバイスが心に残る

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

鑑定するときには、本人にとってプラスになるようなアドバイスをするようにと心がけているのですが、手相などから色々見えてくることをお伝えする中で、本人の心に残るものとこちらが印象に残った事がらとが違っていることがあります。

先日職場で手相を拝見したAさん(50歳代、男性)の場合、手のひら全体に基本線以外の小じわがほとんどないことが特に印象に残っていました。

これは、細かいことにはこだわらず、嫌なことを引きずったりせずにサッパリとした性格であることを表します。

Aさんにもこのことはお伝えしました。

ところが、翌日になってAさんと顔を合わせると、Aさんがおっしゃるには、

「いやぁ、見ていただいてありがとうございました。

◯歳のときに開運すると言ってもらって、もう一度いい時が来ると思って、とても嬉しくなりました」

と。

確かにAさんには、その年齢で開運する線が出ていたのですが、それほど強調してお伝えしたかな、とその時私は思ったのです。

だいたい手相やタロットカードを見ている時などは、自分でもその世界に入り込んでいますから、お伝えした言葉の細部までは覚えていない。

もちろんマイナスなアドバイスは避けるように注意しているので、変なことは言っていないのですが、後から本人に聞いて、「そんなこと言ったかな」などと思うこともあります。

けれど、これはこれでいいのだと思っています。

なぜなら、鑑定を受けるご本人が、今まさに必要としているアドバイスが心に残るからです。

Aさんの場合で言えば、大変向上心が強い人ですので、◯歳のときに開運するという言葉が特に響いたのでしょう。

本人が何を必要としているかは、本人の心の奥底(潜在意識)が一番よく知っているのですね。

だから、そこを刺激したアドバイスが一番心に響く。

おそらく、アドバイスしているこちら側も、潜在意識でつながった相手の手相やタロットカードを見て、相手が必要としている言葉を無意識のうちに発しているのでしょう。

そんなことを考えていると、無意識の(見えない)世界の不思議な奥深さを感じます。

1/19 運命は自分で作る

こんばんは。

今日は運命は自分で作るというお話です。

運命がどこまで決まっているか、これは占いをする者にとってとても大きな検討課題です。

これについて、鑑定をしたり本を読んだりする中で、少なくとも現在の私にこれだけは言えるというお話をします。

例えば、25歳の男性に、手相で30歳の時に開運しますと出ていたとします。

この場合、30歳でかなりの確率で喜びごとが起こります。

しかし、それが仕事上のことか恋愛などのプライベートのことかは、その人のそれまでの経験や願いによります。

また、仮に仕事上のことだったとして、それがどれくらい大きなものかは、その人のそれまでの積み重ねによります。

どれだけ努力したか、徳を積んだか。

生命線上の開運線は、何年も前から、ものによっては生まれた時から出ていますので、その歳に喜びごとが起こるというのはずっと前から決まっていることになります。

では、運命は決まっていて変えらないのかというと、そうではないのですね。

ですので、やはり努力は必要ですし、一昨日ご紹介したとおり行動も大事です。

努力や行動も、何年も続けてがんばってきた、具体的に動いてきた、などというのはとても大きな喜びごとになって返ってきます。

運命には、自分で変えられる部分と変えられない部分があります。

こんな家庭に生まれたかったとか、オリンピックに出れるくらいの抜群の運動能力が欲しかったといっても、それは自分では変えられないものです。

また、◯歳で開運するというのも、ある意味変えられないと言えます。

しかし、自分にはまる適性・適職を見つけたり、与えられた能力を存分に伸ばしたりするのは、その人の努力や行動です。

努力や行動をしている人に、大きな開運は訪れます。

逆に、努力や行動のない人には、開運は訪れません。

運命は自分で切り拓いていくものだと考えます。

1/17 開運期には行動しよう

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今日は開運期の過ごし方のお話です。

開運期は、手相では、生命線の途中から上向きに出る支線が典型的です。

このような線が出ていて、開運期が示されていれば、鑑定では、できるだけ行動するようにお伝えしています。

仕事でもプライベートでも、このような時期に行動すると上手くいくことが多い。

今まで苦労していたことが、すんなり上司に認められたり評価を受けたりするから、不思議なものです。

そうして良いことが起こると、次のステージにステップアップすることになります。

開運期にお店を任される話が舞い込んでそれに乗ったところ、とても順調に売上げを伸ばしている方もおられました。

開運期には行動する、来たチャンスは掴むというのが大切です。

手相や占いを知らないと、ジッとしたままで開運期を逃してしまうということもあります。

同じことは、恋愛にも言えます。

恋愛線が出ていて良縁に巡り合うチャンスであっても、行動しないとそもそも出会いがない。

普段から恋愛に向けて行動している方なら、ちょうどその時期が来ればお相手と出会えるのですが、行動しないと出会わないようなこともあります。

ですので、やはり、恋愛線が出ている場合にも、積極的に行動するようにお伝えしています。

ずっとこれまでと同じ繰り返し、何もない人生で良いというならそれも構わないかもしれませんが、ステップアップしたり良い人と出会ったりして、人生をより豊かにしていきたいもの。

開運期も恋愛のチャンス期も、静かに訪れて静かに去ってしまいます。

人生のチャンスの時期を知って、そして、積極的な行動でしっかり掴み取っていただきたいと願っています。

1/15 離れ型とマスカケ線

相変わらず職場でも休憩時間などにたくさんの方が手相を見せに来られて、嬉しい限りです。

先日拝見したAさん(男性、30歳代)の手相は、左右が大きく異なっていました。

手相の左右の意味は、左手が精神的な事がら、右手が具体的な事がらを表すというのが一つ。

そしてもう一つ、左手は主に30歳代半ばまでを、右手は30歳代半ば以降を表すという意味があります。

ですので、Aさんのように左右で大きく違う場合は、30歳代半ばを過ぎて人生が大きく変わることになります。

Aさんの場合、左手は知能線と生命線の起点が離れている離れ型で、これは人がちょっと躊躇してしまうようなことでも、何とかなると平気でしてしまうタイプの人です。

Aさんにお話ししていると、周りで聴いていた同僚たちが「そうそう」と一斉にうなずいているので、やはりそうなんでしょう。

そして、右手はマスカケ線です。

これは、感情線と知能線が一つになって、生命線の起点からまっすぐ横に伸びる相です。

別名百握りとか天下取りの相とか言われる、強運の相。

古くは徳川家康とか豊臣秀吉もマスカケ線の持ち主でした。

とにかく好きなことやハマることがあればとことん熱中して、トップに昇り詰める勢いのある相です。

ただし、好きなものが見つからないと、変わり者で終わってしまう。

離れ型はだいたい10人に1人、綺麗なマスカケ線は100人に数人程度ですので、両方合わせてAさんはかなりレアな手相の持ち主ということになります。

しかも、大胆で怖いもの知らずな離れ型から、今度は、好きなものでぐっと昇り詰めるタイプへと、30歳代半ばを境に変わるのですから、波瀾万丈、うまく乗っていけば楽しみこの上ない人生です。

お伺いすれば、今少しスランプとのこと。

でも全く問題ありません。

ともかく、好きなことや得意なことを見つければ、人一倍努力してどんどん力を付け、運が開けてくるでしょうとお話ししました。

というわけで、今日は、手相の左手と右手の違い、そして離れ型とマスカケ線についてのお話をいたしました。

1/11 人生の支えになるものが占いです

同僚のAさん(男性、50歳代)からお伺いしたお話です。

Aさんは、40歳代のころ、上司からひどいパワハラを受けていたそうです。

皆のいる前で大声で怒鳴られたりは茶飯事、全く理不尽なことでも、それはもう聞くに堪えないような言葉を浴びせられたと言います。

とりわけ組織を大事にする職場だったので、誰もその上司には何も言わなかった(言えなかった)そうです。

もちろん、Aさんも何も言えない。

ところが、そんな時、Aさんが一人夜遅くまで残業していると、たまたま隣の部屋で残っていたBさん(男性、20歳代)が、そっとAさんの事務机の上に缶コーヒーを置いていったそうです。

そして、Bさんは何も言わずに部屋から出て行った。

Aさんは大変びっくりしました。

AさんとBさんは同じ部署なので、上司も共通です。

そんなことをして上司に知れたら、Bさんまで上司に何をされるかわからない。

でも、そんな中でも自分に温かい気持ちを伝えて応援してくれたBさんに対して、とても嬉しい気持ちになりました。

そして、自分は一人じゃないんだと思うと同時に、こんなパワハラいつまでも続くもんじゃない、負けずにがんばろうと思いました。

Aさんは、いま日の当たる部署で充実した仕事ぶりで評価されています。

私はAさんからこの話をお伺いしたとき、しみじみと語るAさんの微笑みの奥に、お会いしたことはないけれどもBさんの心の温かさを感じました。

ちょっとしたことですが、なかなか出来ることではありません。

人のためにする行いで、しっかり徳を積んでいらっしゃる。

たった一つの行動で人を救っているのですから、職業カウンセラーさんよりも凄いかもしれません。

さらに言えば、Bさんの行動で、Aさんは自分の辛い境遇がいつまでも続くものではないと思っているのですから、これはもう、立派な占い師です。

ひるがえって思うのですが、占い師というのは本来こうあるべきだと。

占いは、当たるから凄いのではなく(もちろん当たらないのは話になりませんので、当たるのは当然として)、人に光を示して幸せに導くことこそ、役割があるのではないでしょうか。

手相でも、タロットでも、その他どんな占いでも、人生に指針を示して幸せに導くことに本来の姿があります。

また、占いが表す無意識の世界というのは、そういうように、必ずプラスになるように示してくれるものです。

占いの技術を磨くことはもちろんのこと、どんな風にアドバイスするのがプラスになるのか。

一つの言葉、アドバイスが、温かい1本の缶コーヒーたり得ているのか。

皆さまに幸せになっていただくことが第一ということを忘れず、今後とも鑑定してまいりたいと思っています。

1/9 生命線の長さについて

こんばんは。

今日は、鑑定していて皆さまからよく受ける質問の一つにお答えいたします。

それは生命線の長さについてです。

特に、自分は生命線が短いんじゃないかと気にされている方が多いようです。

手のひらを見せてすぐにそうおっしゃる方もいますし、また、聞きにくくて聞けないという方もいらっしゃると思うので、そのような方を含めるとかなりいらっしゃると思います。

拝見すると、生命線が親指の付け根をずっと横にたどった辺りで途切れている場合が多い。

ただし、これは全く気にする必要はありません。

この場合、ほとんどは(というかまず間違いなく)運命線が外側からカバーしていて、生命線を兼ねているのです。

そしてこれは、生命線の外側カバーですので、生命線が示すその流年(生命線の位置が示す年齢)でむしろ健康になったり活力が増したりということを意味します。

上にあげた生命線の位置ですと、だいたい40歳〜50歳の間を表しますが、50歳を過ぎた方が気にかけていらっしゃったりするものですから、これはもう何の問題もないことがそのことからもわかります。

自分の手相で気になる所があって、これは良くないんじゃないかと思うことで、手相鑑定を敬遠することもあると思うので、実にもったいないと思います。

今回の生命線の長さなどは、その典型かと思います。

だいたい、手相ではそれほどの悪相などというものはないもので、吉相の方も多いですし、またこうすればその方の長所が生きますという相がほとんどです。

健康上の線などで警告の相が出ている場合でも、それを知ることで難を避けたり小さくできたりします。

また、今は成果が上がらなくても◯歳の時に運が開けてくるとわかれば、プラスに考えることができます。

占いは、私たちが気付かない無意識に耳を傾けることで、幸せに導いてくれるものです。

もし、手相はじめ何か気になることがあるようでしたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。

1/7 占いで喜んでいただけると嬉しいものです

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。

新年ですので、気のいいお話をいたします。

昨年手相を見た、職場の別の部署のAさん(男性、30歳代)が、新年早々顔を合わせるなり、

「去年は手相見ていただいてありがとうございました。

開運期と言われたのが、その通りになりました」

と笑顔でおっしゃいます。

Aさんは仕事での評価が大変上がったそうです。

こんな風に喜んでいただけるのが、私にとっては何より嬉しいことです。

昨年、特に後半から、職場以外でも色んな所で鑑定をさせていただいています。

その度に、やはり、鑑定した方に笑顔になっていただくことが、こちらも大変力になります。

今年も一人でも多くの方の鑑定をして、幸せになっていただきたいと思っています。

また、たくさんの方から、お喜びの声をいただけるとありがたいです。

もちろん、ご意見やご質問などございましたら、遠慮なくおっしゃってください。

お声を今後に活かしてまいります。

どうぞ、今年も1年、よろしくお願いいたします。

     雲水

1/4 初夢

皆さま、新年おめでとうございます。

どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

さて皆さま、初夢は見ましたか。

1月1日になった後に寝たから初めて見た夢が初夢です。

初夢は、その年の自分の運気や方向性などを象徴的に見せてくれます。

ですので、1年の計画を立てたりするのに大いに役立ちます。

夢の解釈は、以前にもご紹介した西谷泰人先生の「暮らしに活かす夢判断」(創文)やブログなどは大変参考になりますし、皆さんが頼りにしているネット情報などでもいいと思います。

これは初夢に限りませんが、夢の解釈のコツとしては、夢を書きとめておいて、その後何が起こったかも書き足すと、解釈する力が格段に向上したりします。

それから、もし良くない夢を見たとしても、それは今のままいくとそうなるということを夢が警告のように知らせてくれているので、避けたり難を小さくしたりすることは可能です(というより、避けさせてくれるために、夢が知らせてくれているのです)。

というわけで、夢を大いに人生にいかしていきましょう。

特に初夢は、今年を飛躍させる第一歩です。

皆さまにとって幸せな1年となりますことを。