こんばんは。
前回のつづきです。
大学生の頃には、タロット占いも始めました。
きっかけは忘れてしまいましたが、やはり占いに興味があったのでしょう。
本屋さんでタロット占いの本を見つけて、確か一緒に付いていたタロットカードで占いを始めました。
最初はこんなものかな、という感じでしたが、そのうちに… 当たる。
本の解説を読みながらですが、ピンと来る感じがありました。
これはヤバいやつだ、きちんと習わずに深みにはまると大変なのではないか。
そんな風に思って、少し封印しました。
けれど、占いたい衝動が抑えられずに、またカードを手に入れる。
そしてまた封印する。
そんなことを2、3回繰り返したでしょうか。
ちょうどその頃、ラジオの深夜番組で、読者コーナーみたいなので、テレパシーを送れるとかいう若い男性のお便りが紹介されていました。
彼によると、心に念じると簡単な図柄などなら相手の心に写し出すことができるというのです。
その信憑性はともかく、そのお便りの最後の方にあった言葉が引っ掛かりました。
こういう能力は使うと見返りがある、と。
何かしら良くないことが自分にもたらされるというのです。
ちょうど私はタロット占いにはまっていましたので、占いのような未来を見ようとする能力も、良くない見返りがあるのではないか、と怖くなってしまいました。
それで、大学卒業後は、手相からもタロット占いからも遠ざかってしまいました。
ただ、タロット占いのほうはカードが必要ですが、手相はすぐに自分の手のひらを見ることができます。
仕事などでうまくいかない時など、ふと手相が気になって、やはり何度も見てしまうのです。
その度に、いけないと思って目をそらしていました。
でも、今にして思えば、逆に浅はかな考えですね。
手相もタロットも、どんな占いも、自分の運勢を知って人生を豊かにするためにあります。
人生をより良くするための占いなら、良い見返りしかあるはずがありませんから。