こんばんは。
いかがお過ごしでしょう。
今日はタロット占いのお話をいたします。
右か左かという選択を迫られたとき、タロット占いは進むべき方向を実に的確に示してくれます。
パートナーとの関係を続けていくべきか、今の仕事を続けていくべきか、経験のない仕事上のオファーを受けるべきか…
こういった場合、ご依頼者さまにとって深刻で人生をはっきり左右する問題の場合が多いので、タロットの結果もはっきりと出てくるものです。
そして、大アルカナと呼ばれるカードが出るなど、かなり強いメッセージ性を伴う場合も多い。
こちらも、特にマイナスの方向が示された場合など、ご依頼者さまを決して傷つけることがないようにと慎重に言葉を選びつつも、カードのメッセージの内容はしっかりとお伝えしていくということが必要になります。
ところで、カードのメッセージは、右か左かというのはもちろんのこと、その背後に色んな意味を伴っています。
例えばこんなことがあります。
いま取り掛かっている仕事、なかなか軌道に乗ってこないが、続けていって見込みはあるか。
この質問に対して、
「Lovers(恋人)」
のカードが正位置(上下そのままの向き)で出る。
Lovers(恋人)は、正位置ならマルと、結論をはっきりと示す代表的なカードで、パートナーとの関係などで出てくるとわかりやすいですね。
この場合ですと、ご質問された方とお仕事の相性がピッタリというニュアンスが感じ取れます。
ですので、お仕事はあなたにとってピッタリの内容ですよ、続けていって大丈夫ですよ、という意味になります。
また、以前には、こんなこともありました。
2年前、まだコロナ真っ盛りのころ、しばらく小康状態の期間があったので、2ヶ月後に沖縄旅行を計画しているが大丈夫でしょうかというご相談がありました。
タロットを引くと、
「World(世界)」
が逆位置(上下反対の向き)で出る。
World(世界)は78枚のタロットカードのうちでも最強と言われるほどのカードですので、これが逆位置で出るのは、やめておいた方がよいというのが、かなり強いメッセージで示されています。
そして、さらに、「世界」の意味を考えてみますと、いま確かにコロナは小康状態だけれども、世界的にみてまだまだ油断はならない、世界の状況をよく見てみなさいというメッセージを読むことができます。
ご質問された方は、その結果に従って旅行を見送られました。
果たして、2ヶ月後には、コロナの流行の波が押し寄せ、沖縄でも医療機関がひっ迫するほどになり、旅行どころではなくなりましたので、賢明なご判断をされたと思います。
このようにして、1枚のカードから色んな意味が見えてくるものですから、本当に興味深いですし、想像力が豊かになります。
ご依頼者さまの状況や、周りの状況、あるいは、複数のカードを引く場合には前後のカードの様子などから、カードの意味を読み解いていくのですが、これはちょうど、夢を解釈するやり方に似ているかもしれません。
以上、今日は、1枚のタロットカードに込められた色んな意味についてのお話でした。
ご興味を持ってお読みいただけたなら幸いです。