こんばんは。
今日も手相のお話です。
運命線は、手のひら中央付近を、手首側から中指方向に向かって縦に伸びる線です。
そして、手のひら中央やや上、知能線と交わる箇所が流年法(手相の線が示す位置の年齢)では、だいたい30歳代半ばとなります。
鑑定をしておりますと、この部分で運命線にズレが生じて、お仕事や生活上の環境の変化を示す方が多く見られます。
実際、多くの人にとって、自分の夢や希望だけでなく、現実的なところを見てお仕事に腰を据えるのもこの時期で、それが手相にも表れるようです。
また、知能線からのびる運命線は、適性や専門性を生かしたお仕事に就いたり、それを生かすことで力を発揮したりする相ですので、ちょうどご自身のスキルが仕事で発揮されはじめるのが30歳代半ばという場合が多く、そういうことも表しています。
次に、運命線がさらに上方に伸び、感情線と交わる箇所が流年法では、だいたい50歳始めごろです。
この頃は、多くの人がこの先の人生を見据え、考える時期です。
40歳代までは、それまでのお仕事や子育てなどで毎日が大変だったのが、ちょっとひと息という場合も多く、そして、その先や60歳以降の人生を考える。
果たしてこのままでいいものだろうか。
企業にお勤めの方などは、定年以降はゆっくりされたいという方は、このあたりから感情線がちょっと薄くなったり見えなくなったりします。
ただ、どうでしょう、いくつになっても元気でイキイキという方は、何か仕事を続けられたり、趣味やその他の活動で動いたりという方が多いので、やはりちょっとここは考えものですね。
また、運命線が感情線と交わる箇所から急にカーブを描いて伸びているような場合もあります。
これは、これまでのお仕事に一区切りをつけて、何か別のことをされるか、そうすることで新たな人生が始まる相。
ここも、50歳前後という年齢を考えて行動を起こしづらく、ただどうしようかと悩みの期間になっておられる方も実際には多く見られます。
鑑定でも、適性などをもとに行動をアドバイスするのですが、思い切った決断をされる方は少なく、これは仕方はないところかもしれません。
それでも、なんとか自分らしくあるように、現実との折り合いをつけながら、新しい方向に進むと、違った世界も見え、実際それでうまくやっておられる方もいらっしゃいます。
いずれにしても、自分らしく豊かな人生を歩んでいただきたいものです。
そういうわけで、今日は手相上に見られる人生の転機についてのお話でした。
皆さまの参考になりましたら幸いです。