12/12 人のために祈ろう

今日は人(自分以外の人、他人)のために祈ろうというお話です。

皆さんは人のために祈ったという経験はあるでしょうか。

子供さんをお持ちの方などは、子供のために無事を祈った(祈っている)というのでもいいです。

要は自分以外の誰かのために祈った経験があるかどうかです。

そして、人のために祈ることは、自分の願いを叶えるためにお祈りするよりも、はるかに叶いやすいという性質があると思うのですが、経験と照らし合わせていかがでしょう。

これは、自分のための祈りはどうしても欲が出てしまうという一方で、他人のために祈るような場合は純粋な気持ちから出ることが多いというのが理由のひとつ。

そして、もう一つの理由として、スピリチュアル的に見て、利他の精神というものが、そもそも人間とか生きるものの本質であるからというのがあげられます。

生きものは、自分も他人もすべて、地球や宇宙の一部です。

大体どのような宗教でも、このことと似たようなことを言っていることからもわかります。

他人を蹴落としなさいなどとは、どんな教えであれ言いません。

そういえば、先日、懇意にさせていただいているご住職さんからこんなお話をお聴きしました。

人のための祈りは叶えられやすいですね、というお話をしていると、ご住職さん、昔ある檀家さんからお願いされてその息子さんの大学受験合格を祈願された。

すると、ありがたいことに、息子さん、なんと現役で優秀な某国立大学の医学部に合格したとのこと。

ご住職さんは祈願の依頼を受けたときには大学名まで聞いておられなかったので、合格後ご自身でもとても驚かれたそうです。

大変な徳を積んでおられるのでこういうことがあるのでしょうが、もちろん我々でも、人のための祈りは叶えらるようにできているものです。

ご住職さんは、また、仏教では、人のために7つ祈ると6つまで自分にもいいことが返ってくるとという教えがあるともおっしゃっておられました。

万一叶えられなかったら? …その場合でも、一緒に悲しんだり励ましたりすることで、相手は大いに勇気づけられるでしょう。

難しいことは抜きにして、人のために祈る… 一度やってみてください。

大変効果があります。

12/11 幸せなご夫婦

今日は地元で鑑定をしていましたが、たまたま通りがかったご夫婦を手相鑑定することになりました。

結構なご年齢かと思っていると、奥様の方が二人とも80歳代とおっしゃる。

とても幸せで、毎日こうしてお二人で散歩しているとのこと。

奥様が調子良く笑顔で話される隣で、ご主人もニコニコとしておられました。

お二人を見ていて、私の師匠である西谷泰人先生がいつかのブログで書かれていた「結婚は相性より縁と努力」という言葉を思い出しました。

相性がいいからといって、それで結ばれるわけではなく、何かしらのご縁があって一緒になる。

まして何十年と寄り添っていくためには、辛いことや苦しいことも数え切れないほどあるわけで、それは相性が良い悪いというよりも、はるかにお互いの努力が必要なのだろうと思います。

鑑定を終えると、また仲睦まじく肩を寄せ合って歩いて行かれました。

ちなみに手相のほうは、お二人とも太陽線が上に広がる大吉相、現在の幸せを絵に描いたようです。

とても印象に残るお二人でしたので、書かせていただきました。

お二人はじめ、鑑定にお越しになられた方々のご健康と幸福を祈念しております。

12/7 武道と占い

私の職場には剣道の高段者Aさん(60歳代)がおられます。

Aさんから先日興味深いお話をお聴きしました。

剣道の試合で相対するとき、たいていすぐには打ちに行かずに、相手の出方を窺いながら間合いをはかります。

そして、ここと思うときに打っていくのですが、その一瞬の隙のようなものは目に見えるわけではないと言います。

これは、ちょうど占い師が鑑定をするときに似ています。

はじめ、依頼者の話をじっくり聴く。

そして、ここだというポイントのようなタイミングで手相を観たりタロットを引いたりします。

そのタイミングが、目に見えるわけではないのですが、ちょうどいい頃合いというのがあるように思います。

そのタイミングで占うと、まさに剣道のメンが決まるがごとく、バシッと当たる。

また、Aさんによると、高段者が自分よりかなり格下の者と対戦したときでも、油断して漫然と打ちに行ったりすると逆にやられるときもあるとのこと。

やはりこれも占いでいうと、相手の話を聴かず自分の知識を押し付けるようなやり方では、当たらなかったり相手の心に響かない。

相手の話をしっかり聴いて呼吸を合わせるのが、ちょうど、剣道などの武道に似ているのかもしれません。

逆に武道のほうから見ると、じっくりと相対しながら、無意識のうちに心の見えない部分で相手との間合いをはかっているのかもしれませんね。

12/5 ルーン占いとシンギングボウル

昨日、最近できた自宅近くのヒーリングギャラリーで、ルーン占いとシンギングボウルというのを体験してきました。

ルーン占いは北欧がルーツとのことで、25個(だったと思います…すみません)の図柄が描かれた小石(ルーン)を投げて、出てきた図柄から未来を読み解くものです。

昨日の先生は、キャスティングといってすべてのルーンを投げて読み解く、日本でも珍しいやり方をされる第一人者の方でした。

私の手相やタロットの占いとも照らし合わせながら、大いに盛り上がりました。

こういうときは、同じ質問を占うと、大体同じような結果が出ます。

それでも、占い方が違うのと、伝え方などに占う者の個性が出るので、そういった違いも面白いものです。

私自身、タロットの解釈の仕方など、大変参考になりました。

シンギングボウルのほうは、大きなクリスタルや金属のボウル状のものを叩いたり縁を撫でたりしながら音をさせ、その間に私たちは横になって癒されるものです。

宇宙と一体になる感じがして、とても神秘的で、癒し効果抜群でした。

それに先立って気功も体験させていただいたのですが、2つ合わせてすっかり体の気の流れがよくなった感じです。

朝から軽い頭痛があったのが、いつの間にかすっかり吹き飛んでいました。

関係された方々、本当にありがとうございました。

スピリチュアルに携わるようになって、このようなご縁もさらに多くなってくると思います。

繋がりを大切にして、成長していきたいと思います。

12/1 食えなんだら食うな

「食えなんだら食うな」

曹洞宗の雲水(修行僧)である関大徹師が40年も前にお書きになられた本(随筆)の復刻版が販売されています(ごま書房新書)。

昨年からずいぶんと本を読むようになったのですが、これはその中でも大きな影響を与えらた1冊です。

修行僧たちは一生涯修行の日々、そのほんの一端がわかり、それだけでも大変なインパクトです。

それから、師のもとにいわば人生相談として訪れた方たちとのやり取りを通じて示される人生の意味。

アマゾンなどでも購入できますので、興味のある方にはお読みいただくとして、今日お話ししたいのは、私がこの本を読むきっかけについて。

この4月に転勤して、女性の上司の元で働くことになったのですが、この上司が読書家で、本を読むようになっていた私に色々と勧めてくださいました。

そして、その第1号が、「食えなんだら食うな」だったのです。

その内容にガツンと頭を打たれるとともに、最初の方に出てくる「雲水」の文字にまた不思議な感覚を覚える。

著者が自分を語るのに使うわけですが、私の占いネーム「雲水」は以前にもお伝えしたとおり、祖母からも、師匠である西谷泰人先生からも、それぞれ全く何の関係もなく、私に示されたものです。

そして、また、今回縁あって雲水を目にすることになった。

私の名前はやはり「雲水」でないといけないようです。

本に出てくる関大徹師はじめ修行僧たちに比べ恥じることしかない人生で、本当に名乗るのも憚られるのですが、それでも、今後、修行のつもりで世の中のためになる生き方をしなければならないと思う次第です。

11/28 前を向いていただける鑑定を

鑑定をしていますと、特にご自身で進んで来られたわけではない場合(誰かに勧められてお越しになられた場合)、鑑定されるのが怖いとおっしゃる方が結構おられます。

お聴きすると、以前に他で占ってもらって変なことを言われたので、占いに対するアレルギーみたいなのがあったりします。

ひどいことを言われたので信じないようにしていたけれど、また同じようなことを言われたらどうしよう、というものです。

そうでなくても、何か将来を不安にさせるようなことを言われるのではないか、など。

しかし、占いというものは未来を見せてくれるものではあるけれども、本来「このまま行けば」という前提付きなのです。

ですので、開運期が来ているなど良い相が出ている場合はそのまま進めばよいし、万一良からぬことが起こりそうな場合でも回避できたり難を小さくできたりする場合がほとんどです。

むしろ、回避させてくれるために手相やタロットが教えてくれていると考えるほうがピッタリきます。

場合によってはしばらくスランプということもありますが、それでも、その時期の過ごし方や次の開運期がわかると、ずいぶんと心は軽くなるものです。

ですので、良くないことだけ言って回避したり前向きにさせてくれたりしない占い師は、はっきり言えば本物ではありません。

これは、私自身、学生の頃に受けた占いの苦い経験にもよりますし、師匠である西谷先生もいつもおっしゃられることでもあります。

そういうわけで、占いは決して怖いものではなく、前を向いていただけるようなアドバイスを心がけていますので、どうぞ安心してお越しください。

「転じて吉」…占いではこんな風に言うことがありますが、私の大好きな言葉です。

お越しいただくことから、すでに、開運は始まっています。

【お礼】

本日は地域の皆さま向けの第2回目の鑑定サロンを実施いたしました。

寒い中でしたがたくさんの方にお越しいただき、感謝いたします。

皆さまの人生のお話などを聴くにつけ、私のほうも大いに勉強になりました。

皆さまの開運を心より祈念しております。

11/26 運気がいい時には、要求ごとが通る

今日は職場での体験をもとにしたお話ですが、すべての人に参考になるかと思い、書かせていただきます。

他の部署のAさん(男性、30歳代)は、事務中心の部署にいますが、自分の仕事ではないのにと思いながら仕方なく続けていた仕事がありました。

「これは自分の割り当ての仕事ではない」と上司にいってみても、なかなか通らないものです。

それが、先日Aさんが上司に伝えたところ、上司が他の部署と掛け合ってくれ、相手の部署でもそれはこちらの仕事ですとすんなり引き受けてくれることになったのです。

なぜこの話をするかと言いますと、少し前にAさんの手相を見たことがあったのですが(私も職場では占い師としてちょっと有名になっているので、よく見てほしいと依頼があるのです…笑)、ちょうど、生命線の現在の年齢に当たる位置から綺麗な開運線が上がっているのです。

Aさん、開運期なのですね。

この話の前にも、Aさん、職場内でちょっとした表彰を受けたりもしていました。

こういう開運期のときは、今まで散々意見してもダメだったものが、すんなり通る。

もちろん、この先の人生ずっとこのまますんなりと行けるわけではないでしょう。

開運期を過ぎると、それまで調子よくいっていたものが、ちょっとしたことで上司の機嫌を損ねて嫌な思いをしたり。

「あれ、どうしたんだろう」と思うようになるかもしれません。

そうしてまた、停滞期やスランプの時期に入っていく。

うまくいっている時にどんなに調子に乗らないでおこうと思っていても、いつの間にか調子よくいかない自分に気づく。

こんなことを繰り返しながら、普通、人生は進んでいくのかもしれません。

占いやスピリチュアルをやっていると、単なる実力や人間関係だけではない、こういう見えないカラクリのようなものがよく見えてくるものです。

ただ、大事なのは、うまくいかない時にあっても、腐らず、必ず開運の光が差してくると信じて、しっかり自分の道を歩んでいくことだと思います。

うまくいかない時に自暴自棄になったりすると、それがさらに良くない運を引いてくる。

明るく前を見て進んでいくことが大切ですね。

11/25 スランプは運気の蓄積期間

手相で、生命線などがいったん二手に分かれてその先で合流しているような場合、その分かれいる部分を「島(しま)」と言います。

これを人生に当てはめたとき、その期間はスランプであると通常説明されます。

仕事では成果が上がらなかったり評価されなかったり、また、試験や検定に受からなかったり。

子育てなどで、自分の時間を十分に取れないということもあります。

以上のようなことから、島がスランプであるというのは一面では正しいと言えます。

ただ、運勢の上から言うと、手相が表す島やその他スランプと言われる期間は、運気の蓄積期間であるとも言えます。

成果が上がらないのはなぜだろう、受からないのはなぜだろうと試行錯誤しながら頑張ることが本人の実力を付けるのは、誰しも経験のあることではないでしょうか。

また、お子さんのために愛情を尽くすことが自分のために返ってくることも、容易に想像できることです。

実際、手相上も、島の先に綺麗な開運線が上がっていることは大変多いものです。

島の期間に頑張っていることで、それ以外の相が良くなってくるということもあります。

反対に、スランプにあるとき、このままずっとダメなんじゃないかと後ろ向きに考えることは、運気をさらに下げ、他の相まで良くない影響を与えてしまうことも考えられます。

いつか必ず光は差すものです。

前向きに頑張ることが大切なのですね。

いま、もう一つ成果が出ないな、などと考えておられる方にも参考になるのではないかと思い、書かせていただきました。

11/21 運気アップのコツ③

運気アップのコツと題してお伝えしてきた「喜びごと」シリーズとも言うべきお話、今日の第3回で終了となります。

今日は、喜びごとが起こりそうなときのお話です。

例えば、皆さんは素敵だと思っていた人といい感じになり、お付き合いできそうになったとき、喜んで人に話したくならないでしょうか。

また、何かのオーディションで最終選考まで残り、どうやら受賞できそうだという情報が入ったとします。

やはり誰かに話したくなりませんか。

このような場合、きちんとお付き合いできる(或いは結婚できる)まで、また、受賞が確定するまでは人に話さないのが鉄則です。

理由は大きく2つあります。

一つは、今までお付き合いできるか、受賞できるかと緊張して気を張っていたのが、人に話すことで成功した気になり、油断して、まさに気が抜けてしまうからです。

他の例では、資格試験などにチャレンジしているときに、占いをしたとして、その結果が良かったとしても、大体の場合な「このまま努力すれば」という条件付きなのです。

占いとは、今のままいけばという未来を見せてくれるものだからです。

これを、その気になって努力を怠るのは、やはり気が抜けてしまっているというものです。

気にかけている人の試験の結果を占って、良い結果が出たとしても、本人にはそのまま伝えないほうがいいかもしれませんね。

人に話さないのがよい理由の2つ目は、思わぬ恨みや妬みを買うことがあるからです。

彼氏や彼女の居ない人にとっては、その手の話を人から聞いて、妬ましく思う人もいるでしょう。

人の念というのはこわいもので、「なんであんな人が幸せになるのだろう。失恋すればいいのに」という邪悪な念は相手に飛んでいくものです(そして邪悪な念を飛ばしたほうも、同じかそれ以上の不幸な出来事を受ける)。

前回お話ししたように、一緒に喜んでくれる人ならいいのですが、それでも、どこからか漏れて他の誰かの嫉妬の念を受けないとも限りません。

こう考えると、喜びごとは確定してから、よく相手を選んで話した方がいいということになります。

皆が皆、人の幸せを喜べればいいのですが、考えてみれば、自分にしてもすべての人の喜びごとを素直に喜べるかと言われると、そこまで人間できていないというのが正直なところでしょう。

そういうわけで、ちょっとした生き方のコツのようなお話でした。

ご参考になれば幸いです。

11/19 運気アップのコツ②

昨日、人の喜びを一緒に喜ぶことで運気が上がるというお話をいたしました。

今日はその応用のようなお話で、自分に喜びごとが起きたときのお話です。

プライベートでも仕事でも、とても嬉しいことが起きたとき、誰しも他の人に話したくなるものです。

このときのお相手が大事です。

その人が一緒に心から喜んでくれるかどうか。

一緒に喜んでくれるなら、自分の喜びが相手に伝わり、お互い運気アップとなります。

喜びは分かち合えればより大きくなるという性質があるようです。

反対に、もし相手が嫉妬したり羨んだり、また悔しがったりするようなら、相手の恨みを受けることになって運気は下がってしまいます。

この場合、相手のほうも恨みの念が自分に跳ね返ってきますから、運気を下げています。

お互いにとってよくないのですね。

笑顔で聞いているようでも心の中は違うということもありますから、普段から、どのようなお相手とお付き合いすればよいか、よく考えておきましょう。

嬉しいことを心から喜んでくれる人と一緒にいることが大事です。

ただ、注意すべきは、そのようなお相手でも話の内容によりけりということもあります。

例えば、失恋したての人に、自分に素敵な交際相手が出来たと話すのは考えものです。

どんなにいい人でも、失恋した傷が癒えないときに、他人の恋愛話を心から喜ぶことはできないでしょう。

また、職を失った人に仕事の自慢話は酷というものです。

恋愛や仕事に限らず、相手が人生のスランプに陥っているときもあります。

考えてみて、もし話せる相手がいないなら話さない。

というわけで、自分の喜びごとは、一緒に喜んでくれる人に相手の状況も考えて話しましょうというお話でした。